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2016年1月17日日曜日

昨夜の台湾総統選挙、戦いすんで日が暮れて


昨夜の台湾総統選挙、戦いすんで日が暮れて、16時00分にはノーサイド。
勝敗の帰趨はすでに選挙前から判っていたものの、19時以降に始まった各陣営の集会は、とても印象的でした。

投票率は68%、日本人のkazanから見れば、直接選挙で国家元首を決める投票の割には、少し少ないのではないかという印象です。

今回は選挙権もない、長期滞在の一居留者に過ぎないkazanがやけにハイになっていたのが、我ながら不思議でした。

やはり、大陸中国と、一つの中国を標榜する「国民党」と、「台湾」「台湾人」のアイデンティティを前面に出した「民進党」の対決という構図が在ったのは確かですが、それよりも女性党首・蔡英文氏の知性と外交力に期待するkazanの思い入れが強かったことが最大の理由でしょう。
勝利確定後の、外国人記者団からの質問で「台湾、台湾人としてのアイデンティティを、外交的にどのような舵取りをするのか云々」の質問が出た時には、世界中の主だった国がこの選挙を熱く見つめ、蔡英文氏の勝利の大きな期待を共有していたことを感じた時、感動で涙が流れました。

実に過去30年に渡り、中国との交流を目指してきた政権下で、約30,000人の冒険心に富む起業意識の高い台湾人が、中国へ投資をしました。 その投資額は単純に一人日本円換算で5,000,000円を投資したとしても、1,500億円になり、おそらくその投資額は2,000億円を下らないだろうと想像します。
その結果、台湾国内の産業の空洞化が進み、大学新卒者の多くの雇用が不安定になり、主要都市の目貫通りには、貸し店舗、空き事務所が散見されるようになりました。

更に不幸なのは、この投資の90%以上が、支那中国の不法な法律で、雇用していた中国人や地方政府に収奪されたということです。
言うなれば、中華鍋しか制作できない支那・中国人に、近代的な生産現場、生産設備、製造手法、運営ノウハウ、管理手法を移入した途端に、その全てを収奪され、放り出されたということです。
この無償で入手した資産により、中国が世界の工場に、のし上がったということは言うまでもありません。

こうした台湾国民の閉塞感、巨大化した中国の影響力のリスクに目覚めた学生が起こした2年前の「ひまわり運動」のエネルギーは、ほとんどの台湾人の支持を獲得して、勝利し、政治を変えるエネルギーになり、今回に選挙結果につながりました。

こうした環境下で、公明正大な選挙を成し遂げた台湾社会は、当然国際社会から大きな賞賛を得るだろうし、こうした流れの中で、新国家元首の蔡英文氏は、台湾国としてのアイデンティティを前面に出した外交が予想されますから、国際政治の孤児とも見られていた台湾は、再び国際政治の場にカムバックすることを確信します。

2016年1月5日火曜日

台湾総統選挙・蔡英文氏

1月16日(日)が台湾総統選挙投票日です。
高雄は台南と並んで、民進党の聖域のような土地柄で、名物女性市長の陳菊氏の人気も絶大な環境ですから、全土で圧倒的な指示を受けている民進党総統候補・蔡英文氏の勝利は確定的と言うより確定状態です。
蔡英文氏は、高雄の更に南の屏東のご出身ですから、その盛り上がりようは尋常ではありません。
台湾南部の年は、日本統治が国民党軍の占領下・進駐下で発生した228事件で多数の犠牲者をだした歴史を持つせいか、政治的に敏感な風土があります。

先日、と言ってもつい一週間ほど前に台中へ行った時は、街の空気が日常と変わらず驚きました。 盛り上がっているのは、テレビのキー局が流す、政治討論番組が延々とコンテンテンツをとっかえ、ひっかえ、再々放送どころか、再再再再放送位の頻度で流しているくらいのものでしたので、その空気の違いに驚きました。

いくら、蔡英文氏の当選が確実とは言え、仮にも国政選挙で直接投票で国家元首を決める訳ですからもう少し盛り上がってみ良いのではと思うのは選挙選権のない日本人の野次馬根性でしょうか?
以前のブログでも紹介しましたが、この聡明な女性国家元首は、台米関係に著しい変化をもたらすことは必須です。

台湾の独立すら実現させるかも知れないこの政権を、覇権に息巻く支那共産党政権とは、真正面から対峙することになるでしょう。

支那共産党政権にとって、西太平洋そのものに面する地政学的潜在価値を持つ台湾に独立させるわけにいかない支那は過酷なプレッシャーをかけるだろうし、その力が大きければ、大きいほど、対米軍事的関係を強固なものにすることは明らかです。

自国の安全保障のためのにある現在米国との「台湾関係法」は更に進化させるだろうし、国際社会に復帰を目指すのは明らかです。

つまり支那共産党政権が南シナ海で軍事的優位を維持、強化させることが、相対的に湾関係法、国際社会への復帰は必然的な帰着になるはずです。

再選を含めて8年の時間は、台湾の民族資本を台湾社会に投資を起業の活性化を通して、次若年労働者の雇用の増大を確立させれば、自ずから、消費経済が活発化し、GDPの拡大に繋がるでしょう。

かえすがいすも、過去30年間の29,000人に及ぶ冒険的な台湾人起業家による中国投資が支那共産党政府の国策ともいうべき方法で収奪された事実を他山の石とする政策が楽しみなkazanです。

知性的な蔡英文台湾総統は、台湾国民にとって最良の撰択になるでしょう。

2015年12月7日月曜日

台湾、総統選挙

民進党の蔡英文氏の圧倒的な勝利が予想されるせいでしょうか、あとひと月という割には、総統選挙の追い込み終盤戦の盛り上ありにかける、台湾の総統選挙の風景です。

これが日本だったら、まして直接選挙で決まるとしら、とてつもない、ヒートアップぶりと予想しますが、台湾では数多いニュース系チャンネルでも、公示前の民進党、国民党それぞれのサポーター的論客が連日24時間盛り上がっていた(各社同じ似たようなトーク番組を繰り返し品を変えてリピート放映します)頃とは様変わりもいいとこで、クールそのものです。

ある人から、皆、今回は蔡英文さん、4年二期の8年やれば、次はまた、国民党か?という質問がありました。

世界第二の外貨保有高を持つ国である国家が、国際派の蔡英文氏が、的確な外交を展開するには最高の環境が醸成されていますから、この機に、国連復帰を成し遂げる、あるいは、道筋をつけることができれば、将来の国民党の目は無くなるだろうと言うのが、台湾、高雄の住むkazanの見解です。

国民党の勝利に対して、支那共産党はいろいろな、工作や圧力を仕掛けてくることは十分に予測できますが、アメリカと支那のの関係が悪化する傾向にある今日と近未来、台湾、蔡英文氏、台湾国民には追い風・フォローです。

蔡英文氏の持ち前の外交ルートと人脈はとてつもなく大きいと想像しますし、台湾政治の守護神とも言える、元総統の李登輝氏の積極的な支援も現時的にありますから、絶妙な舵取が予測できます。

加えて、支那共産党、圧力をかければかけるほど、逆のベクトルが世界に、台湾に向くだろうし、静観すれば、さらに世界は台湾をフォりーする結果になります。

ここで、労働市場での雇用の拡大が成功するだけでも、民進党政権の延命は可能になるでしょうし、台湾独立の可能性はさらに強まるでしょう。 その時点で、国民党の支那よりの政策は、単に外省人(戦後、支那から国民党と共に亡命してきた支那人)による、対大陸ノスタルジー志向に映るだけのことでしょう。




2015年9月16日水曜日

台湾国の総統選挙を見る



Taiwanの政治が日増しに熱くなってきてます。 台湾に住んでいてTVなどの印象から、昨年来、体勢は決まったようなものと何度かメッセージを発信して来ましたが、現野党の民進党・蔡英文氏の勝利は鉄板です。

つい、不謹慎にも、日本のギャンブル用語を使用してしまいましたが、今回は民進党には「うねり」を感じます。

kazanの嫌いな社会党ー社民党の故土井たか子氏の有名な「山は動いた」がありますが、うねりを感じると言うことはこういうことなのでしょう。 知性的な印象で、一見地味ですが、多くの方の共感を得られるキャラクターは、前回の一敗地からの雪辱戦となるのですが、いわゆる雪辱戦と言う言葉からうける「悲壮感」は一切ありません。

kazanが住んでいます高雄市は、有名な名物市長が同様に女性の「陳菊」氏で同じく民進党です。台湾は南部、kazan流に言えば、北回帰線の南、つまり熱帯ゾーンは民進党が圧倒的に強いです。

歴史的にみれば、1927年2月28日の228事件も、火ぶたは古都・台南ではじまり、全国的に広がりましたが、高雄市でも激しい抗争というより虐殺にちかい状況が史実として残っております。 この詳細はいずれの機会にゆずります。

kazanが尊敬してやまない、李登輝総統につぐ、知性派の総統の誕生が、いまや遅しの観を呈していることを、そして、男性社会が色濃く残る台湾で女性総統はおおきな歴史の転換点になるのではと想像します。 前回の選挙では、安全保障関係の問題があまり表に出なかったのですが、最近の支那中国の暴走ぶりが国際的な批判をあびるような環境のせいで、明確に「日台生命共同体」構築を前面に出すことをみても、やわな女性国家元首でないことも確かです。

時代がかわりますね。

さてこれで、支那共産党はどういう出方をするでしょう? なにせ、時代を読めず、歴史を学ばないゴロツキ国家ですから、何かつけて厄介ですが、共通の価値観を共有する民主国家として連帯、連携をとることは、当然のことです。

チャンネル桜の台湾チャンネル・永山英樹氏はブログで、

中共が台湾に武力行使する七つの事態
27091_convert_20150910164506.jpg公表された台湾国防部の2014年版中共軍事報告書
報告書は、中共軍が台湾に侵攻する可能性がある事態のケースとして、次の七点を挙げている。
1、台湾が独立宣言をした時。2、台湾が明らかに独立に向かっている時。3、台湾内部で動乱が発生した時。4、台湾が核兵器を獲得した時。5、海峡両岸の平和統一の対話が延期された時。6、外国勢力が台湾内部の事務に介入した時7、外国の軍隊が台湾に進駐した時。

を紹介しています。
完全に狂っているとしかおもえません。 
kazanの持論である、歴史のベクトルと反対の動きをするのでから、何をかいわんやです。