2015年12月17日木曜日

男でござる。

「男でござる」
なんと耳に心地よく聞こえる、啖呵でしょう。
「桜吹雪」の遠山金四郎、 「一心如鏡」の一心太助と、講談、浪曲、落語や、歌舞伎の世界では、なんとも男心と言うか侠気が覚醒する日本人感性です。
愛読するブログ「ねずさんのひとりごと」では、赤穂浪士の武器調達人であった天野屋利兵衛の、歌舞伎の世界で言う「忠臣蔵」 を本邦初の切り口で記事を投稿してます。 面白いです。 facebookにすぐパクらしていただきました。


今日のブログ「ねずさんのひとりごと」は、赤穂浪士と言うより、江戸文化の歌舞伎風に言うなら「忠臣蔵」です。話芸の好きなkazanには、講談、浪曲、落語が大好き人間ですが、「歌舞伎」はあまり縁がございいません。 今日のねずさんは明瞭功過、新井白...
Posted by Katsu Kazan on 2015年12月16日


そう言えば、昔、日本映画全盛の頃、企画や興行成績が振るわない時の12月から正月にかけての定番企画でした。
「一富士二鷹三茄子」は、日本では初夢の縁起の良いものの代表ですが、 これが敵討ちのテーマになっています。
一富士は、富士の裾野での曽我兄弟の仇討、二鷹は浅野家の家紋が鷹の羽で忠臣蔵、三茄子は荒木又右衛門のそれぞれの仇討の関わるものとするのが、これが、歌舞伎の世界、講談の世界から来たものの異聞です。 つまり、仇討成就・本懐成就で、縁起がいいんでしょう。

仇討は、今風に言えば「リベンジ」ですが、戦後の占領時代、仇討が日本の美学、伝統であること知っていたGHQは、歌舞伎、映画、講談から、赤穂浪士・忠臣蔵の上演禁止にしたことは有名な話です。

占領軍に対する、リベンジが恐かったのでしょう。

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