2015年7月6日月曜日

「アメリカが4年ぶりに新たな国家軍事戦略を発表」

4年ぶりということに驚きを感じます。地政学の世界で現実主義の頂点に君臨するはずのアメリカの国家軍事戦略は、一人の理想主義者のために、過去4年間に発生した世界秩序の破壊を、容認してきたということか。

理想主義者は、イランに始まりシリア、イラク、クリミア、ウクライナ、東アジア、そして南シナ海まで、全ての地域で後退するのを容認してきました。
このオババ・アメリカの後退は世界の地政学的秩序をカオスのどん底へ押しやった。

それぞれの地域の独裁者、国家主義者、国粋主義者がパンドラの箱を開けるのをワシントンから眺めていたに過ぎない。
アメリカ統合参謀本部が、新たな国家軍事戦略を発表したことは、あと1年半を残す理想主義者の任期を見透かした総括と言える戦略と理解するべきでしょう。

評論家青山繁晴氏が、取り上げたニュースに続いて、解説します。


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