2015年11月10日火曜日

TPPで中国に代わる市場をゲットしたアメリカの戦略+動画・南シナ海

アメ以下はTPP協定妥結により、中国に代わるマーケットを取得したということが、伝えられました。
これを経済的な視点からではなく安全保障の視点から見れば、大いに興味が注がれるテーマです。

大統領就任以来、外交で失敗を重ねてきたオバマ外交は、すっかり中国にその弱腰を見透かされ、結果、南シナ海では決定的に後退を余儀ないものにしました。

舐めきった中国は、荒唐無稽な「九段線」の領海宣言を臆面もなく行い、その正当性を軍や外交部が臆面もない図々しさで、主張してます。 その厚顔なプロパガンダ振りは、ニクソン大統領により国交が回復する以前の「下卑」た内容に加えて、国際常識に無知な土人ような景気で元気付いているいます。

ところが、アメリカ太平洋艦隊所属のイージス型ミサイル駆逐艦「ラッセル」一隻が、中国の南シナ海岩礁埋め立て基地の12海里内を牽制航海をしたら、景気のいいプロパガンダどころか、外交部は、一時、毎度したり顔で挑発発言を繰り返す洪磊、華春瑩の二人の記者会見を遠ざけ、軍部はピタリ、言葉を失なったかのような反応を示しました。

kazanはあまりの急変に思わず、「新鋭空母はどこへ消えた!」「遼寧はステルス空母か」とブログに、facebookに投稿しました。

吠える犬はナントカと言いますが、正にそうした印象です。

さて、そのアメリカですが、TPPの成立で、現在のアメリカの中国における商圏と同じ位のものが見込めるらしいというニューすのかいせつがありました。 それを前提に一連の南シナ海での牽制オペレーションを透かしてみれば、今回に行動は一過性のものではないような感じです。

最悪の事態になっても、目的を完遂するという強い意志が感じられます。 それが、今回のオペレーションとTPP成立の見通しが重なったのではと想像します。

中国市場を失ってもTPPで補間できる、いざとなれば敵対条項で大統領がサインをすれば、中国の保有する対米債権つまり、アメリカ国債は支払い拒否をすることもできます。 EU加盟国が束になって、アメリカと退治した場合でも、アメリカ本への進行は無論、武力でも圧倒的な差がある現実で、偉大な支那がどうやって、米海軍や米空軍の影響力を南シナ海から排除するというのか、本当に新聞ニュースを見るのが楽しみな毎日です。



11月7日には、海自護衛艦「ふゆづき」が米海軍は原子力空母「セオドア・ルーズベルト」と東インド洋から南シナ海まで、海上共同訓練をしながら帰還した記事をのせましたが、これも一例でした。 残るは、海兵隊を投入して、基地化した岩礁埋立地をの原状復帰の破壊が最大のターゲットになるですしょうが、オバマ大統領の施政下でここまでは期待できないのではと、思っております。

南シナ海 by 三橋貴明       




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