2015年12月9日水曜日

左翼がかった東京新聞の異型の保守系元記者言うEU

アラン・ドロンが「太陽がいっぱい」でデビューした頃、ほぼ同時代の対極的な俳優にジャン・ポール・ベルモンドがいます。 彼の映画・「勝手にしやがれ」を見たのは高校時代でしょうか。 市場で働く本人が作中で一人の喧嘩仲間とすれ違い様に罵り合う場面があります。
相手がベルモンドに「コミュニスト!」と蔑むと「ファシストめ!」と言い返す場面がありましたが、フランスにとって、左派系と保守系の垣根はさほど高くはないのではと想像します。

パリの同時多発テロ事件を経験にしたフランスでは、州議会選挙がとりおこなわれ、17の州のうち6州で、極右政党の「国民戦線」が勝利しました。

マリーヌ・ル・ペン党首の率いる「国民戦線」の勝利が意味するものはなんでしょう。

フランスは移民政策推進してきた歴史に過程で、学校や役所といった公共的な場での宗教色を払拭する事を義務付けてきました。
キリスト教を主張する「ロザリオ・十字架」のネックセレスや公共の場での「聖画」や「イコン」の掲示など、異民族の多くが信仰する「イスラム教」への配慮です。
当然イスラム教徒にも、女性のベール(アバヤ、ヒジャブ、ブルカ、チャドル、他)の着用しての公務や学校・教育の場では厳禁です。

理由は、差別の解消と国民国家とした一体化の推進です。

こうした努力の積み重ねによっても、悲惨なテロが発生しました。

従来より、移民を制限しようとする「国民戦線」の躍進に揺れ動くフランスと、ヨーロッパの真実、本音が聞こえるようです。

リベラル色の濃い東京新聞で、長年孤独なライターを辞任してきた長谷川幸洋元記者が、ニュース番組で、選挙結果に垣間見るフランスを語ります。

動画は3分です。


https://www.youtube.com/watch?v=xpL7z6V7R_M

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