2016年1月31日日曜日

世界を襲うトリプルリスクの恐怖

いつも、支那・中国経済の、否、出来たたら、中国共産党が崩壊することを念じているkazanです。 しぶとい生命力も、今起きている上海株式市場の混乱はその緒になるだけなら、多少の納得、満足感もあるのですが、世界市場を襲うトリプルリスクとなれば話は少々変わってきます。

だぶつく石油

支那の石油の爆買、爆消費とイランの経済制裁が解かれて、イラン産の石油が市場にカムバックします。
その産出量は、サウジと遜色が無いと言われております。
石油の巨大な消費国であった支那が、自身の経済失速で、石油の消費量の回復は全く期待が持てない言われております。
つまり石油の需給バランスが崩壊したということです。 この崩壊は、今でも下がり続ける石油価格を更に押し下げるでしょう。
イランにすれば、今まで輸出できなかったものが輸出できる訳ですから、外貨が入れば基本的にはしのげます。

産油国の台所

苦しいのは世界へ石油を供給し、オイル価格を維持してきたサウジアラビアです。 サウジは、石油で成り立つ王族国家です。1バレル120ドル近くまで上昇した石油価格は10ドル台まで落ち込み20ドル台で定着するのではという短期的な予測が言われております。
世界の主だった産油国のうち、産油以外の産業を持たない、サウジ、リビアを初めてとするアフリカの産油国、南米のベネズエラ、そしてロシアの経済基盤版は根底から壊れます。
最大のサウジのオイルマネーを運用してきた英国のシティが減り続ける資産に赤信号をあげました。
英国の中国への接近は、これが原因だとする、青山氏の解説は、この動画にも収録されております

トリプルリスク

こうした背景から見てくるのが、支那経済の破綻ーーーこれはジョージ・ソロスがすでに言及していますーーーとサウジとロシアの破綻は、大きなトリプルリスクになることが予想されます。
前回の国際規模のリーマン・ショックは、世界の工場と言われた支那が支えて、立ち戻りました。
今回は支那がそのプレイヤーにはなれません。
支那に依存してきた欧州の経済は、ドイツの一人勝ちでしたが、支那に深入りしたメルケル氏のドイツは内に難民、問題外に支那ギリシャ問題を抱えて袋小路に入るでしょう。 トリプルリスクの先にあるのは、世界的な恐慌、世界秩序の再構築、その為の既存社会の破壊が予想されます。 つまり破壊とは、地球規模で発生する戦争を意味します。
ロシアとトルコ、サウジとイラン、イスラエルとアラブ、北朝鮮南シナ海で物理的な衝突が起きる可能性が高く、それが第三次世界大戦の引き金にならない保証はありません。


動画・世界を襲うトリプルリスクの恐怖




0 件のコメント:

コメントを投稿